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このたびHary Hatry によるPerformance Measurementの翻訳政策評価入門を東洋経済新報社より上梓いたしました。
日本はようやく今、政策志向社会に入ったと言えますが、この政策志向社会にとっての政策評価は、社会や個人の政策への姿勢と態度や規範となるものです。従ってこの時期、日本において政策評価をさまざまな面で導入することはきわめて重要な事と考えます。 しかし日本はその拙速さから、すでに迷走を始めているようにもみえ、単なるひとつの流行で終わるのではないかとも危惧します。
米国はこの政策への規範をつくることに時間と資金を投入し、試行錯誤を繰り返してきました。 中でもHatry の成果重視の業績測定は、受け手である人々へ最終的に成果をもたらすために、税金を使った公共サービスというものをひとつひとつ丁寧に点検し続けること、その作業の積み重ねが本当に効率的で有効、かつ必要な政策を作り出す基本である、とする考えから成り立っています。 エコノミストにもてはやされたり、即刻に魔法が出てきたりするわけではありませんが、政策評価を限られたエリートや官僚の特権的技術にしないための、30年あまりの地道な努力の結晶です。
私たちはHatryの誠実な生き方に惚れ込んだ事もあって、ここ数年をかけ、仕事の合間を縫ってこれを完訳いたしました。 微力ながらこの翻訳が日本の政策志向社会の、堅実な定着のために貢献する事が出来ればと心から願います。
2004年 6月 上野宏 ウランバートルにて
上野真城子 ベセスダにて
政策評価入門
上野宏 ・上野真城子 完訳
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